帝京科学大の島田将喜准教授やフランスのストラトブール大の研究者ら4人が発表した論文が、Primatesという学術誌に掲載されています。
その内容は異種間の交尾行為について。鹿児島の屋久島は島西部の世界遺産地域で、オスの猿がメスの鹿に交尾のような行動を試みていたということです。
異種間の交尾行為は非常に珍しく、2014年に南極でオットセイがペンギンに試みた例が報告されたのに次いで、これが2例目なのだとか。

映像には、猿が鹿の背中に跨り、数秒間腰を上下に動かす様子がしっかりと映されています。研究メンバーのマリー・プレ氏はこの行動について、「曖昧さは一切なく、明らかに性行為だ」と答え、その上で、繁殖期のホルモン量の増加が要因になっている、と分析しています。

それではとりあえず、動画を見てみましょう。

youtube

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動画には、行為中に近づいてきた別の猿を追い払うような場面もありました。

猿「ワイの女や!」
自分のメス鹿に近づく猿に怒る猿

このことを研究チームは、「交尾相手が限られたオスがこうした行動をとることがある」という仮説を立てて、詳しい要因の調査を継続する方針だというのですが。

乱暴に解釈すると、猿の勝手でこうなっている、という仮説のようですが、メス鹿の方はどうなのでしょう。
嫌がらないものなのでしょうか。
体の大きさからいっても拒否できそうですし、運動性能からいっても逃げようと思えば逃げられそうですし。

しかしこの鹿の表情。もしかしたら両想いなのかもと、思ったりもしちゃうわけですよ。

イヤン
オス猿とメス鹿の交尾


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